日比谷公園100周年 民間活力でオープンカフェ出店
- Tadashi Sakuma
- 2020年1月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年3月22日
テーマ:公園に「アウトドアダイニング」を!

東京都は日比谷公園の100周年記念事業を税でイベントを行うのではなく、民間活力を利用して記念事業を行おうとしていた。当時の都知事は石原氏が担っていた時である。
民間事業者に公園で出店させ利益を捻出してよい代わりに、その費用は民間に任せるという試みだ。当時、公園法では営利目的で出店等は禁じられており、民間に収益事業をゆだねるという指定管理者制度の始まりだ。

そもそも、東京都の公園の維持管理は都税で成り立っている。正確に分析できてはいないが都民一人当たり数千円で都の公園の維持管理をしていることになるだろう。
そこで出したコンセプトは都民の為のアウトドア・ダイニング「オープンカフェ」の登場である。自分の家には十分な庭はないけれど、公園内にそれを実現すべくシェア空間ができれば新たな利用スタイルが生まれるのでは。と考え
た。
タリーズコーヒーを牽引役に、クレープ、ラーメン、カレー等の出店事業者を募り、オープンカフェゾーンを実現した。
隣接したイベント用大テントでは結婚式や新車発表などが行われた。
大きな芝生広場は通常「立ち入り禁止」とされていたが都民のアウトドアダイニングだからと解放許可を得て、家族で開放的な芝生の上でピクニックを行うことができた。
ピクニックバスケットとシートを利用者に無料貸し出しを行ったところ、芝生一面がギンガムチェックのシートで埋め尽くされた。
これが次の国立昭和記念公園での出店に繋がって行くことになる。
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