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スクーバダイブ機器にイノベーションを

  • 執筆者の写真: Tadashi Sakuma
    Tadashi Sakuma
  • 2019年7月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年3月22日

圧縮された空気を吸うのではなく、吐いた空気に酸素を混ぜてもう一度吸う。これにより、18キロあったボンベを9キロに軽量化する。




Client/ Bosch & Paos 1993

product desgin / Kouji aruga

Bisines deberopment & bulanding/ Gran blue. yutaka furuichi

Awaud/good design 1994


スクーバダイビングは200気圧の空気を圧縮してタンクに詰めて背中に背負う。当然、高圧に耐えるタンクは重くなる。浜辺からのエントリーはイメージとは程遠く、重労働で女子には耐えがたい。

Story

個人的にもスクーババダイビングは 大好きでよく海に出かける。水中では感じないがタンクの重さを半分にできればスクーバダイブはもっと楽しくなる。

プロダイバーが使うスクーバダイブ機材は通常の機器以外に閉鎖式と半閉式のタイプがある。当然、プロユースの機材でより重装備である。この半閉式にフォーカスしレクレーション機材として軽くできないかとプロジェクトチームを結成。廃棄した空気をもう一度、高濃度酸素と混合して、もう一度吸引することで解決された。

こんな時期にタイミングよくゼクセル社のCI再編に伴う象徴事業としてこのプロジェクトが採用された。


魚が逃げない。


軽さ以外に、排出される空気は二分の一に減容されて、排気口にスポンジ状のフィルターを構成することにより排気音も格段に小さくなりスクーバ特有の「ゴワー」という音が出ない。魚とより近くで遊泳できると水中カメラマンに評価を得た。

プロトタイプの開発が終了後、このプレジェクトはグランブルー社に移管され、フィーノとしてブランドとデザインにより、発売された。東京日産の支援の下、フィーノライセンス事業、タンク供給サプライヤー事業などの新たな事業展開に向け再出発した。

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