ダイソン掃除機の始まり

最終更新: 3月4日

テーマ:ダイソン氏のサイクロンを事業化する。













当時ダイソン氏は発明家としての成功を目指していた。唯一、商品化を実現したのは「G-Force」というピンク色の掃除機である。メーカーは日本の高級文具を扱うエイベックス社が担った。高級掃除機として登場し、、量産体制に乗らず訪問販売を中心とした販売を行っていた。ダイソンとしては大手家電等で量産化され大きなロイヤルティーを期待していた。

このサイクロン方式という空気を高速で回転させゴミを振り切るという画期的なアイデアを何と普及できないものかと家電大手に提携を試みた。当時、掃除機は本体は低価格で、紙パックのリピート消費で市場が成り立っており、紙パックを使わないサイクロン式はすべて却下になった。そこで、異業種大手であるシルバー精工(ミシン生産で上場)に提案したところ事業化の路線が見出せた。


ダイソンは日本企業のライセンス料を基に、本国イギリスでダイソン社を立ち上げメーカーに躍り出た。EUで10年の間に20%近いシェアを確保するまでに成長を遂げた。

この時、日本市場ではJIS規格による「吸引仕事率」で消費者は判断し、出来るだけ強い力でゴミを吸い取ることに注目されていた。

ところがこの「吸引仕事率」とはゴミがない時の吸引力である。消費者は紙パック式は掃除をするにつれ紙パックにゴミが溜まり、吸引力が急激に下がってしまうことに


気が付いていない。

掃除機メーカーもわかっているが、紙パックの安定した消費が減少するようなサイクロン

方式を開発するつもりはない。

そこで、ダイソンは「吸引力が変わらない、ただ一つの掃除機」をコンセプトに市場に躍り出て大成功を収めることになる。基本パテントである2重型サイクロン(一つの円筒に2重のサイクロンを設ける)が切れた、1993年には日本の家電メーカーはここぞとばかり、サイクロン掃除機を市場導入した。その時には、ダイソンは一台の掃除機に複数のサイクロンの数を構成する掃除機を開発済みで市場攻略の準備を整えた。現在は10以上のサイクロンを設け、空気清浄機なみのクリーンな廃棄を実現した。

彼は流体力学に強く、風の流れ、水の流れを熟知しており、今後白物家電と呼ばれるベーシックな家電で成功を収めるに違いない。



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